さらば、松本零士
2006/12/12 Tue. 23:17:59 edit
司会を務めた中村伊知哉さんは「なぜ著作権法で遺族の生活保障までしなくてはならないのか分からない」と根本的な問題を指摘する。「自分の死後、家族の生活を守りたいと思うのは、作家もそば屋やうどん屋の主人も同じ。作家の遺族は著作権法で保護されるが、そば屋・うどん屋の遺族を守ってくれる『そば屋法』や『うどん屋法』はない」(中村さん)
零士さんはこの意見に対して「そばやうどんと一緒にしてもらっては困る。作家の作品は残るが、そばやうどんは私にも作れる」と反論した。
・・・マンガと一緒にしてもらっちゃ困りますか。
マンガは誰にでも描けるわけではないから、孫子の代までしっかり保証しろ、と?
どんなに味を追求しても、形として残らないモノは保証されなくてもいいという事ですね。
最近の、言いがかりにも近い盗作発言といい、ちょっと変だなと思ってたけど・・・老いて欲が出てきたのかな?
食べ物を扱う商売をしてる自分からすれば、悲しい発言だ。
がっかりだよ、松本零士。
この記事に対するコメント
宮澤賢治作品は古典だから銀河鉄道と使ってもいいというのは、著作権が50年で切れているからともいえる訳ですよねぇ。
ちょっと坂口尚の描いた原作宮澤賢治作品を出すときどうしよう?いや著作権きれているんじゃないかなぁ?だいじょうぶでは?という話もしているところで…。
正直、支援派じゃ無いんですけど松本零士も随分疲れているんじゃないでしょうかね。
この手の話は建前上”中立”を保っている司会役やインタビュアーがまんまと報道を見る側の期待する返答を回答側に意図的に導く様な質問攻めをするから、「売り言葉に買い言葉」でつい言ってしまっただけな気がします。
当事者は当然たまらないですけど、世間一般では争い(喧嘩)は傍目にはヒートアップすればする程楽しいものでしょうから(私は別ですけど)。
まして、先の(盗作疑惑)件ですっかり松本零士という作家は「著作絡みでいじれる人」みたいな印象が業界で付いてしまった感がありますし。
この人も貧乏はそうとう経験してる筈ですから「そば、うどん屋さん」を馬鹿にする様な発言をするつもりじゃ無かったと思うんですけどね。
「買い言葉」だった様に思います。多分。
「ヤマト」も権利上、描けない事になってしまっているし可愛そうっちゃあ、可愛そうな老人なのかもしれません。
まぁ、ここまで書いておいて全く説得力無いですが支援派じゃないんですけどね。
明日から「松本零士の作品は一切見れなくなるよ!」っていわれてもそんなに困らない気はしてます。
あ、でも「ディズニー」はやり過ぎだといつも思ってますけど。
そして日本のマンガ家は海外では評価(だけ)はされても肝心の本国の評価と待遇が今も昔も大して体質改善されてないとも思ってますけど(短距離走車に長距離走らせるみたいな事まだやってるあたりが)。
2006/12/13 00:10 * edit *
んー、私自身熱くなりすぎたかも。すいませぬ(-.-;
著作権は保護されてしかるべきものだとは思ってます。
でも、いわゆる"クリエイター"の遺族が親の才能の恩恵を預かり続けるこの仕組みは、納得がいきません。
会社経営をしてる親が死んだら、その会社から数十年は"配当金"が遺族に支払われ続けなければならないみたいで変だと思うのですよ。
(あ、でも、著作権を会社が持ってるとややこしいなあ。どうなるんだろ)
> さとぴーさん
著作権が切れた作品を原案として書かれた作品の著作権は・・・わから~ん(汗)
同人誌の著作権議論みたいになるんだろーか?
> 井伊甜喜さん
「いじれる人」で納得です。
こういう発言は「おいしい」んでしょうねえ。
討論の流れでうっかり言っちゃったんでしょうけど、苦労した人だからこそ「(人の職業を)俺にも出来る」みたいなことは言って欲しくなかったのです。
漫画家の場合、著作権以前の問題が多そうですね。
原稿が勝手に流出したり、原稿料が口約束だったり・・・(´д`;)
>そば屋うどん屋
恐らくまわりに責められる形になって、その弾みで言ってしまったんでしょうけどね…、それでも決して言ってはならない事ですけどね。
松っちゃんは(友達か?)その部分だけでも謝罪するべきやと思いますけどね。ジョジョビジョバー。
>口約束
あー、漫画家じゃないけどアニメーターで居ましたね。
セーラームーンの原画やってた人で、一年給料が未払いだった人。結婚してさっさとアニメーターやめちゃいましたが。
勿論会社は”給料未払い”と言えば皆様ご存知の”ジェイ・シうわぁなにするんだやめr☆でx▼kよtfkdじゃおp※ごう□
2006/12/13 23:51 * edit *
うわぁ・・・((((( ;゚Д゚)))))
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